相撲部屋の体質とは
大相撲の時津風部屋で6月に序ノ口力士である時太山関(本名・斉藤俊さん、17歳)がけいこ中に急死するという事件があった。この事件で問題とされているのは、亡くなる直前の斉藤さんに対する長時間のぶつかりげいこを時津風親方(57)(元小結双津竜)が黙認していたという事、さらに兄弟子らが斉藤さんをバットや棒で殴るなどの暴行をはたらいていた事。そして本来こういった行動を正すべき親方本人が、ビール瓶で斎藤さんを殴っていた事が判明した。
空いた口が正直、ふさがらない。
長時間のぶつかり稽古がどれほどの身体的ダメージを与えるのか自分にはちょっと想像がつかないが、こんな前近代的な苦行が日常茶飯事に行われているとしたら、これはもはや国技の名に値しない。それこそムダや一分の隙もなく、鍛え上げられた肉体がぶつかり合うボクシングの方がどれほどフェアな世界か、と思ってしまう。
「気合」「根性」といった精神論だけでの猪突猛進で道が切り開ける筈がない。それは第2次世界大戦における大日本帝國の歴史が証明している。
実は政治にも同じ事がいえる。政治家は政策で勝負しなければならない。これが民主主義の最大鉄則である。特に議員は合議制議決機関の一人であり、政策と数字のせめぎあいこそがその最も重要なレゾンデートル(存在理由)だと思う。。。しかし実際は、個人の好き嫌いやその場の雰囲気で政策が動く事がある。議員になって2年近く、そういう場面に何度か遭遇して歯がゆい思いをした。
福島県も厳しい財政状況が続いている。来年度予算編成においても、国からの普通交付税も100億円近く減額される見通しとの事だ。国から「気合」と「根性」でなんとか頑張れ、と理不尽に言われているような気がしてならない。
斎藤さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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